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みょ〜に気になる第4巻
column コラム
(Vol.031〜040)


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Vol.040ぴーちゃん
Vol.039スロージンフィズ
Vol.038さわれない
Vol.037ちょっとできない
Vol.036髪は長いお友達
Vol.035貼らずのシール
Vol.034いいんだか
Vol.033何年たっても
Vol.032レジで我先と走る人
Vol.031あこがれのアメリカ


(みょ〜Vol.40)
ぴーちゃん

確か小学6年生の時、網走に住ん でいた頃です。夜店かどこかで買ってもらった「ぴーちゃん」は、ひよこなのに 私になついていました。と、私は解釈していました。噛みつきもしない し、私の後をついてくるし、とっても私たちは仲良しでした。ひとときも離れて いたくない様な仲良しだから夜眠る時も一緒が良かったのです。その頃私は押入 の上の段をベッド代わりにしていました。押入で私たちは毎日眠りました。私が うつ伏せになって私の顔の横で眠ってるぴーちゃんに私の右手を布団代わりにの せて。朝目覚めた時も私の手の中で眠ってる可愛いぴーちゃんが最初に目に入っ てきて幸せでした。しかし・・・何日か目に悲劇は起こりました。いつもの様に 目が覚めた時ぴーちゃんの姿が見当たらない。ものすごいイヤな予感がしてバッ と上半身起きあがってみたら、なんとぴーちゃんは私の背中が今まであった所で 息絶えていました。「おぉぉ」私が殺したんです。私の背中が。夜中なのか、朝 方なのか、一体いつ頃だったのか見当もつきません。ぴーちゃんは安らかな顔を していましたが、きっと、とても苦しかったと思います。私が殺したんです。す ごいショック。 あんなに愛していたのに自分で殺してしまったなんて。なんて事。それ以来ひよ こは飼った事はありませんでした。この話をする時に私はぴーちゃんの「のびた」 姿を真似して見せて、聴いてる人を笑わせてしまうんだけど、とってもとっても、 ごめんなさいの思い出です。

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(みょ〜Vol.39)
スロージンフィズ

愛だろ愛に「スロージンフィズ」はまだ出ていません。ビールも日本酒もウィス キーも私の喉には「辛くて」入っていきません。そんな私が唯一飲むことができ るお酒が「スロージンフィズ」です。赤を薄めたような決してピンクじゃないそ の色もイチゴの様なその味も私は大好き。一度に3杯飲んだ事がありますけど酔 いませんでした。私が社会人になって皆に連れられてバーに行った時にシャカシ ャカのバーテンダーさんが私が好きな色は「赤」という事を確かめてから「あな たのイメージにぴったりのカクテルを作ってあげましょう、きっと飲む事ができ ますよ」と言って作ってくれたのです。ちょっと甘くて、ちょっと酸っぱくてジ ュースの様で、私にはとても美味しいです。だから「スロージンフィズ」は私の お酒です。そういう事になっています。 私も弟もお酒を飲まないのは味もそうですけど、酔っぱらった父を見て育ったか らだと思います。私の父は毎日お酒を飲んでいました。酔ってしまった後の父は 好きではありませんでしたが、ゆっくり飲んでいる段階の、その姿は好きでした。 私の父はとても無口な人で、何も話をせずテレビを観ながら黙って飲んでいまし た。親子なのに余り会話をした事がないので、じっと見る事も恥ずかしかったの ですが、思わず観てしまうほど静かな美しい飲み方でした。グラスに口を閉じた まま付けてゆっくりゆっくり飲むのです。そんなに美味しいんだねぇって、私は 眺めていました。 大人になって避けられない「飲み会」を私は飲めないなりに楽しかったです。酔っ ていなくても楽しかったです。最近は行っていないから過去形になってしまう。ド ラマに出てくるようなお洒落なお店も行きました。うす暗くて怪しくて音楽も素 敵で、座り心地のいい椅子で、あの雰囲気は魔法ですね、すごいですね。それで もって店の照明が人を美しくしちゃう。家の蛍光灯とは全然違う。あの“ラ イト”がとっても「くせもの」だ。騙されちゃうんだ。 居酒屋のガヤガヤした所も楽しかったです。飲み会って隣に座った人で決まって しまったりしますよね。面白い人の隣がいいな。腹がよじれそうになる話をたく さんする様な人。でも、静かに真面目なことを話すっていうのもいいよね。 酔っぱらうってどんな感じだろうか。何をしたか覚えていないほど酔っぱらうな んて楽しそう。私だったらどうなってしまうだろうか。夢の中のように、何でも 自由に言いまくって何でも自由にしちゃうだろうか。どんなに「スロージンフィ ズ」を飲んでも赤くもならなければ、ふらつきもしなかった私はかなり酒に強い と見ています、自分で。一回でいいから吐くほど記憶喪失になるほど飲んでみた い。ような。

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(みょ〜Vol.38)
さわれない

できないシリーズ第二段。雪印バターの包み紙、そうあの銀色のやつが触れない。 考えただけで鳥肌が立っちゃう。私の通うレンタルビデオ屋さんの袋もそう。細か い線の生地でできているというか、わかるかな、指紋くらい細かい縞模様を線に対 して直角に触ることができない。昔の「madison square garden bag」もそうでした 。ギザギザしてるの。わかる?ビデオを入れているその袋はビデオを取り出そうと する時が大変。あと、返す時にその袋に入れなければいけない時が恐怖の瞬間。 どんなに工夫しても無駄なんです。ビデオがその細かい線達に当たって入っていく 「ザーッ」という音が聞こえてしまう。あぁ、もうそれを想像しただけで「ぞっ」 とする。他にどんな物がそういう素材だったかなぁと今思い出そうとしているんだ けど、よく考えたら、とても恐ろしいことだ。苦手なものを思い出そうとしている のだから。私を懲らしめたいと思ったら雪印バターの包み紙一枚でOKです。黒板 の「キーッ」というあの音よりも私には耐えられないものです。何も考えられなく なって、助けてくれーっていう感じです。それが治まっても、しばらくその不快か ら立ち直るのに時間がかかります。うぅ。

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(みょ〜Vol.37)
ちょっとできない

幕の内弁当に入っている果物。ミカンって事が多いけど。私はあれが食べられない。幕 の内弁当自体あまり興味がないんだけど、だって一口ずつ入っているおかず達が美味し くない。だったら牛丼とか「おかずに力が入っているもの」の方がいいです。たくさん あった方がいい派じゃなくて、いいと感じるものがひとつあればいい派だから。そんで もって幕の内の色づけに入っているようなミカンちゃんは変に暖まってしまっていて気 持ちが悪い。それからマヨネーズで和えてあるサラダに入っているリンゴ。これが食べ られない。きっとマヨネーズがあまり好きじゃないからだと思うけど(そう、マヨネー ズごはんなんて、卒倒しちゃうからね)。おかずとして出ているサラダなのに甘いシャ ッキリしたリンゴが登場すると「げっ」だ。おかずにならない。それからそれから、流 しそうめん。どしてもできない。ごめんなさい。一番上の川上にいるならいいんだけど 、どんなに親しい人とでも、2番目以降になるのは、ダメです。水が常に流れているか ら「綺麗」って思うのかな。どうしても思えない。これって神経質って言うんだろうか 。そんな事ないんだけど。“神経質”って何だかヤだよね。ギスギスした感じがする。 でも、だめなのだぁ。みんなのお箸が川で洗われて下に流れてくるような気がしちゃう 。神経質っていえば「食べる?」って出された友だちが食べたアイスクリーム。あれが 食べられない。人が食べた物を食べるって事ができない。それに私が食べたら、それを 相手が食べるわけだから、何だか相手に申し訳ない。こんな事ばっかり書いていると変 人だと思われそうだねぇ。違うよっと。

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(みょ〜Vol.36)
髪は長いお友達

半年行っていない。美容院に行きたい。私は、ただのストレート。美容院に行く必要が ない髪型なので年に1回行く程度。でも本当は毎月でも毎週でも、できれば毎日でも行 きたい。美容院は楽しい。好き。「どうぞ」と雑誌を渡されるけど読まない。楽しい時 間なのに。どんな風に切るのか見ているのが楽しみなのに、雑誌を読んでいるなんて勿 体ない。見ていると楽しい。どんな風に分けて、手に持って、カットするのか、ブロー するのか、課程も全部ちゃんと見ていたい。私の髪は茶色です。学校でも染めているの かと疑われていました。美容院の人も必ず「赤いですねぇ」と言う。「赤いけど染めて ないでしょ」と言う美容師さんは正解!「染めてるの?」という美容師さんは不合格! まだまだ修行が足りない。美容師さんっておしゃべりするね。気を使ってくれているん だ。前髪を切る時は息を止める。吸い込んじゃったら困るから。年に1回しか行かない のに枝毛が出来ないという美容師さんも驚く私の秘密は、シャンプーです。親友の維子 (ゆいこ)に高校の時伝授してもらったんです。それはシャンプーの量です。ティース プーン1杯が一回。2回洗うから2杯。泡がもくもく出るほどシャンプーを使うあなた 、考えた方がいいですよ。それから毛先の方にシャンプーを付けちゃだめです。毛先に はすすぐ時に上から流れてくるシャンプーの混じったすすぎ水程度で大丈夫。つやも出 るし、本当に枝毛にならない。シャンプーを付けるのは地肌だけです。わかりました? お奨めです。いつもシャンプーするんだから、そんな程度でいいんです。どうしてもた くさんシャンプーを使いたい人はせめて3日に一回はティースプーン1杯にしてみると か、やってみて下さい。ブローされるのが嫌いな人っているだろうか。ドライラーでガ ーガーやられるのは焼けるみたいでイヤなんだけど、ブローは好きです。とても好きで す。もう、すんごく好き。もしお金持ちになったら大きな家なんかより毎朝ブローして くれる美容師さんを雇うという事をしたいです。髪と言えば、ニュースキャスターの女 性はほとんどがショートです。小宮悦子さんも、安藤優子さんも、有森さんも。短い方 が知的に見えるのでしょうか。ちゃらちゃらしていないように見えるのでしょうか。単 純に邪魔なのでしょうか。偶然なのでしょうか。昨年何十年ぶりでショートにした。失 恋じゃない。失恋して髪を切る人もいるんだね。でも毎日鏡を見る度に寂しくなったり しないだろうか。首のところも気持ちも。私って髪の話が多いな。

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(みょ〜Vol.35)
貼らずのシール

今でもそうですけど、子供の頃、私にとってシールとは、大切に感じるものだった。集 めていたわけではないんですけど、シールが手に入ると嬉しかった。のりを使わなくて も貼れてしまうなんて、な〜んて可愛いんだろう。切り取り線からスーッとはがれる感 じもたまらなく好きです。好きな柄であればあるほどワクワクしました。ところがどっ こい、さぁ貼っていいんだよと私の手の中で待っているシールを、私は、貼れないので す。好きな柄であればあるほど。貼るのが勿体なくて。たとえ貼ろうと覚悟を決めても 貼る場所にとことん迷ってしまって、結局貼らない。お気に入りのものは、何故か引き 出しの中で眠る事になるのです。シールは貼ると、こすられて薄くなってすり切れてし まう。お気に入りのシールにそんな想いはさせてはいけない。一度貼ってしまったらも う元には戻せないという気持ちが強かった。ここに貼るよりこっちの方がいいんじゃな いかとか、ここがいいというベストの場所を決められなかった。シールなんて、たかが シールなのに、ものすごく迷った。大好きなシールは結局どこにも貼られずに引き出し に入ったまま。貼られてすり切れたシールたちより幸せだろうか。やっぱりシールなん だから貼られてこそシールでしょうか。でもね、新品のまま残ってる。ずっと。今も。

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(みょ〜Vol.34)[1996/05/31]
いいんだか

私は汗が出ない。今日みたいな晴天の空の下置きっぱなしの車に乗り込んでサウナ状態 のその中に入っても、汗が出てこない。はたから見ると、なんて「涼しそうな顔」に見 えることでしょう。いいなぁと思ったあなた、大きな間違いです。人間はどうして汗が 出てくるのか知っていますか?体温調節です。恐ろしい。私にはその機能がないってこ とですからね。ある人が言いました北海道で育ったからそういう土地に慣れた体になっ ていると。だけど必死に動いても剣道の練習中でも、ひとりで「楽」してるみたいに見 える し、さわやかにタオルで汗をふき取るみたいなシーンができないんだから。汗って必要 だよ。本物のサウナに入っても出ないんだ、これが。汗が出ないからずっと暑い。頭が ぼーっとしてくる。お化粧が崩れなくていいけど。暑い。顔は涼しそうでも体温は暑い んです。額からツーっと流れる汗というのを経験したことがない。背中を流れる汗とか 知らない。うらやましい。だから喉も渇かない。缶ジュースが一本飲みきれない。滅多 に「何かを飲みたい」と思わない。茶でもしようと茶店に入っても飲みたいと思わない 。飲み物に500円も600円もかけるのは勿体ない。だから何か食べる。飲まないから出な いのか出ないから飲まないのか。安上がりだけど。でも、なるべく飲むようにしてる。 なるべくね。脱水症状で運ばれたらいやだもん。

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(みょ〜Vol.33)[1996/05/29]
何年たっても

こんなに生きているのに「顔の洗い方」をマスターしていないんです。洗面台に腰を曲 げて顔を洗う、あれが上手にできない。洗い終わったら必ず足下に水たまりができてし まう。顔をなでているその手からひじまで水が伝わって下へ落ちる。どんなに腰を曲げ ても、どんなに顔の位置をひじから低いところに持っていっても上手く行かない。顔を 洗うとき上下になでると上下に力がかかるわけだから、そうでなくても段々年齢と共に 下に下がろうとするお顔の為によくないと思った私は何年か前から左右になでている。 これも、おすすめです。それがいけないのかな。いや、でもそうする前も、水たまりは できました。私が小さい頃は北海道だったので朝はお湯でしめらせたタオルで顔を拭く のが「洗顔」でした。簡単で気持ちよかった。中学生くらいからしゃばしゃば洗う方式 に変えました。でも今になっても、いっこうに上達しない。顔を洗うという事が一番の 目的なのだから、ちゃんと洗えないとイヤだから、というより、ちゃんと“すすげない ”とイヤだから、足下に溜まる水滴の事は2番目です。色々工夫しても、どうしても上 手く行かないので、足下にタオルを置くことにしました。だから、気にはしていない。 上手く行かない事は不思議だけど、これでいいのだ。

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(みょ〜Vol.32)[1996/05/27]
レジで我先と走る人

かごにいっぱい詰めてレジで並んでいると待ちきれない人がいるんです。どこが一番空 いているかキョロキョロして必死みたいです。私はその様子を見るのが好きです。その 人が何処を選ぶか、そこを選んで良かったのか、そこを選んだけど結局さっきの場所の 方がよかったんじゃないのか。はじめから終わりまで見ると楽しいです。そういうのは 若い人にはいない。レジがひとつ閉まっていて混んできた為に「こちらへどうぞ」と再 開した時がものすごい。走る走るその人。出遅れて結局3番目くらいになったりしたら 笑っちゃう。電車の飛び込み乗車もあるよね。バス停ではみんなして首を伸ばして来る 方向を見ている。エレベーターに乗ると閉まるボタンを押すのが当たり前だし。残され た人の為に閉まるボタンを押して降りる人もいる。ペンタックスではそれが当たり前で した。車を運転していてちょっとでも信号の変化に遅く反応するとクラクションの嵐。 ちんたら走ってるとにらまれる。世の中には流れがあるというのもわかるけど。世の中 の人は時間がないのだ。すごく急いでいるのだ。何をそんなに急いでいるんだ。タイム イズマネーですか。年をとればとるほど、もっと時間がない。「はやくして欲しい」と イライラする、私もそう感じる日が来るでしょうか。

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(みょ〜Vol.31)[1996/05/24]
あこがれのアメリカ

低い声で流れるように英語を話す。
何を着てもあか抜ける長い脚。
道路も広い街並み。
まつ毛が長い横顔。
自然なkissをする。
テーブルクロスとタンブラーのある食卓。
黒い髪飾りが似合うブロンド。
見つめ合って彼とスローなダンスする。
頭が埋もれる枕。
カウンターでベーコンを頼む。
綺麗な歯並び、小さい顔。
レディーファーストの優しい彼。
天井まであるクリスマスツリー。
音楽に、ちゃんと、のりまくる。
シリアル朝食。
芝を刈る日曜日。
行ってみたいアメリカ、暮らしてみたいアメリカ、
ちゃんと個性を認めてくれる、映画で見るあのアメリカの中へ入りたい。

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