電車の中で,ノートとペンと消しゴムを出してずっと何か書いてる青年がいた.背広着て,今日のスケジュールと書いていたから,忙しい営業マンなのかな,などと思っていた.何気なく見たそのノートは数分たっても内容は追加されていなかった.見ていると,同じところに同じ文字を書き,書いては消し,を繰り返しているだけだった.小さい[ツ]を書き,消しては,また書く.そして一番気になったのは[PM1:30 食事(タブレット)]という一行.タブレットって何だろう.宇宙食みたい.なんて,人のノートのぞいて,私ったら.何を書こうが,何を食べようが,その人の自由だった.この日記のように.
ほんとの釜飯は少ない.と思ったら,どれもが実は釜飯である.炊飯釜で炊いてるんだからして.
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